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2024.04.25

『繊維ニュース』に当社のことが掲載されました。(R6.4.25)

お取引様各位

 

令和6年4月25日付、業界紙『繊維ニュース』特集「春季総合特集:TOPインタビュー」にて、当社のことが掲載されました。

 

【掲載順】
・マツオカコーポレーション
・ブラザー工業
・YKK
・ヤギ
・スタイレム瀧定大阪
・瀧定名古屋
・マスダ
・双日ファッション
・宇仁繊維
・澤村
・デビス
・柴屋
・北高
・コスモテキスタイル
・田村駒

 

【Topインタビュー】マスダ 社長 片岡大輔 氏

 

 生地・製品備蓄販売のマスダは、得意先からの多様なニーズに対応すべくチーム力を高めている。社内では生地部・製品部の枠を越えての連携を強化し、企業間協業では「理念や価値観を共有」することで、適時・適品・適量供給を進化させている。“ともによくなる”と“もったいない”で、業界の持続可能を探求する。

 

理念・価値観の親和性重視

 

――社内の部門間連携や、企業との協業で大事なことは。

 当社は生地・製品の備蓄販売を軸としていますが、各販売先からの様々なニーズへ対応する力の向上に努めています。

 16の営業部がありますが、部署の垣根を越えて営業社員が相互に協力し、提案を進める事例は珍しくありません。各営業の持つ得意分野や経験を共有し、新たな商取引に生かす良い循環が生まれています。その際には、全社の営業活動のハブ機能を果たす“戦略推進室”がうまく機能してくれています。

 当社は163種類の生地定番品と112種類の製品定番品の受注に即応するビジネスが基幹です。しかしながら、最近は別注、加工品、裁断物などの納品事例が増えてきています。これらは加工企業の皆さんとの協業なくしては実現できません。企業間の協業を円滑に進める上で、企業としての理念、あるいはビジネス面での価値観に親和性があるかを大事にしています。そこがマッチしていれば、会社の壁を越えてチームとして結束でき、良い相乗効果が生まれます。

 

適時・適品・適量供給で持続可能性

 

――適時・適品・適量供給へのこだわりは。

 アパレル業界は大量生産と大量廃棄が問題視され、社会問題になっています。だからこそ、川上から川下までが“ともによくなる”ように、業界の全体最適化を意識する必要が高まっていると感じています。その際には当社の“もったいない”考え方をベースにした適時・適品・適量供給機能はより重要な役割を担うことが出来るはずです。

 “業界として”地球環境に配慮した商品開発は必要です。しかし“消費者目線”に立ったとき、家計支出における衣料品への優先順位は必ずしも高くなく“環境への意識よりも価格”が優先される実態があります。本当に気に入った服を大切に着るといった意識が高まれば、家計における優先順位は高まり、大量生産・大量廃棄問題も解決に近づくはずです。その解決に向けて、適時・適品・適量供給機能を進化させていきます。

 

――前期(2024年3月期)を振り返ると。

 前々期が順調であった反動もあり、かなり厳しい一年でした。前々期はウィズコロナの中で、ゴルフやアウトドア向けの受注が好調でした。前期はそれがトーンダウンし、それに代わる受注が十分ではありませんでした。

 経費も人件費を中心に増えていますが、先を見据えた攻めの投資と捉えています。当社はコロナ禍の間も業績を落とさず乗り越えられました。その経験も踏まえ、厳しい環境下ですが攻めの方針は継続していくつもりです。

 

――前期の生地・製品販売の総括を。

 生地販売は一年通じて勢いを感じませんでした。特に後半からの需要の失速が影響し減少となりました。製品定番はイベントの再開もあり伸びていますし、別注製品はユニフォーム向けが順調です。ゴルフ・アウトドア向けは販売先の在庫調整期に入り減少しました。

 

――今期に注力することは。

 今期は“足固めの一年”です。理由は、世の中が大きな転換点に直面しているからです。自社の機能を磨き、事業基盤を固め直し、次代のビジネスを構築していきます。大口から少量までの供給に加えて、ファッションから資材向けまでさまざまな販路に適品を提案できることが“自社の機能”です。販売先や消費者のニーズをくみ取り、自社の機能を進化させます。

 その実現のためにも社員教育を推進します。人的資本経営がいわれていますが、当社はかねて経営資源として“ヒトの力”を大事にしてきました。今期はさらに生地や製品の知識向上を図り、業界の抱える問題点を学ぶ機会を増やし、新商品開発やサービス向上につなげていきます。また、良い仕事ができるように社員の働く環境も整備していきます。

 

【略歴】
 片岡 大輔 かたおか・だいすけ
 2008年4月マスダ入社、東京支店次長。
 10年1月本社次長、11年6月取締役全社統括室長、13年6月専務。17年4月から現職

 

 

最近のプチ贅沢:家族で密度濃い京都旅行

 大学院まで6年間を京都で過ごし、地理や交通を熟知しているという片岡さん。年末年始は家族で京都を旅行した。裏道・便利な駐車場など土地勘を活かし、1日半の短い滞在で清水寺や八坂神社など王道の史跡・名勝を10カ所巡った。3人の子供たちはちょうど歴史に興味を持ち始める年頃。御朱印集めが流行し、出費もかさんだが、「世界有数の観光都市・京都を短時間で存分に満喫した贅沢な旅行だった」と笑顔で話す。

 

 

繊研ニュース 2024年4月25日付 12面より転載

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