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2024.10.24

『繊維ニュース』に当社のことが掲載されました。(R6.10.24)

お取引様各位

 

令和6年10月24日付、業界紙『繊維ニュース』特集「TOPインタビュー」にて、当社のことが掲載されました。

 

【掲載順】
・小泉グループ
・スタイレム瀧定大阪
・瀧定名古屋
・サンウェル
・宇仁繊維
マスダ
・北高
・コスモテキスタイル
・柴屋

【Topインタビュー】マスダ 社長 片岡大輔 氏

 

 生地・製品備蓄販売のマスダは消費者の価値観や販売先MDの変化に対応し、生地・製品の“定番”を軸に対応力の向上を図る。片岡大輔社長は「商品の特性と価値を適切に説明できるヒトの力が不可欠」と話し、営業社員の教育にも力を入れる。適時・適品・適量の供給を高度化させ、数年後には売上高90億円、さらにその上を目指す。

 

適時・適品供給を高度化

 

――繊維に関連する産業で大きく変化を感じたことは。

販売先が売れ筋商品を深追いしなくなったと感じます。当社のように備蓄された生地をうまく活用した“期中企画”あるいは、“期中追加”がかつては多くありましたが、最近は減っています。

 消費者の価値観も大きく変化し、多様化しました。 “タイパ”“コスパ”という言葉に象徴される消費・嗜好(しこう)の優先度の変化もアパレル製品の購買に大きく影響していると感じます。

 時代や人心の変化に対応することは簡単ではありません。販売先個々のニーズや条件をしっかりくみ取り、的確に即応できるよう、さらなる進化が求められます。

 

ヒトの力で価値を伝える

 

――ビジネスでさらに変えるべきと思うことは。

 販売先の仕入れ単位は以前より細かくなり、猛暑期の長期化や暖冬に起因してアパレルのMDも変化しています。加えて昨今のインフレが、消費者心理をさらに冷え込ませるのではないかと危惧しています。

 そういった中でも、新たな商取引の事例は広がっています。猛暑の影響で、遮熱やUVカットの機能を持つ生地需要が高まり、日傘向けの販売も拡大しています。また、不織布の販売も強化しており、資材関連での採用も進んでいます。このような事例は、将来につながるビジネスの種と言えるでしょう。

 その上で、当社がそろえる機能性や付加価値を付けた生地・製品への興味をより一層高めてもらうには、提案内容の高度化が欠かせません。当社の営業員は今後、より幅広く深い知識を持ち、販売先の課題解決策を提案できる“繊維のコンサルタント”を目指していきます。人工知能(AI)やデジタル技術で企業を変革するDXが進化する中、あえて人が人に向けてより良いサービスをすることが大事です。

 

――その実現の一環として、社員教育に注力しています。

単純な価格比較ではなく、素材の特性や価値を伝えるにはヒトの力が不可欠です。その追求が、他社との差別化や、当社の強みとなります。

 現在、定期的に社内勉強会を開いています。若手には繊維にとどまらない広範囲な知識を身につけつつ、当社の事業の強みをより深く理解してもらっています。また、幹部社員には“経営者の目線”で仕事が進められるような教育を行っています。今後、さまざまな段階に合わせた教育や勉強の機会を設けていきます。

 世の中が大きく変化する中、今後10年を見据えて、どのようなサービスが求められるかを想像しなければなりません。勉強会を通じて成長した社員と共に企業も成長を目指します。

 

――今期から来期以降の展望は。

今期は教育の充実や新たなビジネスの転換に注力する“足固めの1年”と位置付けています。市況も厳しく、簡単ではないですが、前期並みの売上高(77億円)は維持したいです。

 営業面では販路開拓アプローチを多角的に進めていますが、収穫するのは来期以降になるとみています。その上で、来期は85億円、そして、数年後には90億円台の到達を狙います。売上高の伸長は、企業としての永続性と、社員の継続的な待遇改善に必要です。地に足がついた商売を新たに構築し、社員の皆と共に必ず実現していきたいと考えています。

――適時・適品・適量供給を極めていく。

 われわれは、“繊維がどのように人間の生活を豊かにできるのか”を志向しています。地球環境にも配慮した商材開発はもちろんのこと「お気に入りの一着を大切に着る」ことと「製造・流通過程でのロスが少ない」世界に向けたサービス構築に注力します。当社の“もったいない精神”を軸にした適時・適品・適量供給機能とコンサルティング機能を磨き、大量廃棄問題の解決に貢献していきます。

 

【略歴】
 かたおか・だいすけ
 2008年4月マスダ入社、東京支店次長。
 10年1月本社次長、11年6月取締役全社統括室長、13年6月専務。17年4月から現職

 

自身の変化を感じた時:若々しく見えるために

 「一年前に眼鏡の着用をやめ、コンタクトレンズにした」と話す片岡さん。新入社員の頃も眼鏡を使わなかったが、当時の先輩から「眼鏡を掛けた方が落ち着いて見えるし知的な印象」と言われ、眼鏡に変えた。今回の心変わりは、取引先の社長から「眼鏡がない方が若々しく見える」と言われたことがきっかけ。創業98年の歴史を持つ同社だが、片岡さんの“セルフブランディング”の変化は、柔軟かつフレッシュさを大切にする決意の表れか。

 

 

繊研ニュース 2024年10月24日付 14面より転載

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